コラム|2026年10月20日|DXプラナ代表 花村 剛
パソコンを閉じると、AIとの作業がそこで止まる。今年3月の私は、それが不満でした。
今年に入ってから、Claudeの機能は大きく変わりました。
道具は変わり続けたが、経営レシピは最初から作り直していない
1年もたたないうちに、これだけ変わりました。変わるたびに使い方を覚え直していたら、本業に使う時間がなくなっていたと思います。私も最初は、変化に追いつこうとしていました。
3月には、パソコンを閉じると作業が止まるのを避けるために、インターネットの向こうに作業用のパソコン(仮想デスクトップ)を置き、外から使える環境を、ソフトウェアのインストールから自分で組み上げました。外出先からも作業の続きを見られるようになり、ずいぶん身軽になったと感じたのを覚えています。
手間はほかにもありました。アプリを入れるたびに、同じ経営レシピを読ませる設定から、やり直しました。ツールの研修を受けても、しばらくすると操作の手順は変わります。以前のホームページ(Wix)でも、直すたびに操作を思い出していました。手順を覚えること自体が、本業の合間には重荷でした。
3月の工夫と、7月の機能
3月に私が自分で組んだ環境とほぼ同じことが、7月には、Claudeに備え付けの機能になりました。
決まった時刻の作業も、たとえば「毎週月曜の9時に、これをして」とチャットで頼めば設定できます。私がよく使うのは、長い作業がClaudeを一度に使える量の区切りで止まったときで、使えるようになる時刻の5分後に続きを始めるよう頼んでおきます。私が画面の前にいなくても、その時刻から続きが始まります。
今月、ホームページを3日半で作り直したときは、書いた文章を採点する役のAIを、書いたAIとは別に立てました。何人立てるかはAIが決め、私が決めたのは、何を伝えるかと、どこまで直せば良しとするかです。
制作秘話を読む(3日半でホームページを作り直した経過)
道具が変わっても、手放さなかったもの
経営レシピは、私の考え方と判断の基準を書き出した文書です。1月の初めに約3週間かけて作り、今は、Claudeの中の資料を置いておける場所(プロジェクト)に置いて使っています。
道具が変わっても、経営レシピを最初から作り直すことはありませんでした。ホームページを作り直したときも、新しい機能を試したときも、会社のことを一から説明し直してはいません。
渡す前と後の違いは、2026年5月のオンラインセミナーのライブデモで、一度測りました。同じAI・同じ指示で作った営業トークを、当社の評価基準(10項目・5点満点)でAIに採点させ、1.90点が4.05点になりました(100点換算で38点→81点)。当社の基準での、一度きりの例です。
道具の変化は、これからも追います。何ができるようになったかを知らなければ、AIに頼むことも思いつかないからです。それでも、使い方を覚えることより、何を解決したいのか、そのときに何を基準に判断するのかを書き出すほうに、時間を使っています。
経営レシピがなかったら、私も新しい道具を入れるたびに、会社の説明から始めていたと思います。御社では、どこから説明していますか。
1月に私が約3週間かけた手順を、サービスにしました。AIが経営レシピの最初の下書きを作り、人と対話しながら仕上げていきます。無料トライアルでは、はじめの3〜5日で、お手元の会社資料から御社の経営レシピの最初の版を準備し、残りの期間で、御社の課題を1つ解きながら書き足していきます。期間は3週間です。
トライアルの料金は無料です。Claudeのご利用料金は、お客様のご負担です。